こっちは「話し方教室」やってるのに。

言われたことがあるの、

「やっぱり、高倉健みたいなのが男の理想。

寡黙というか無口で、不器用なのが。話すばっかりってねー」

 

そう言われて、高倉健ってのは、話し方教室の敵かな(~_~)と思ったこともあり・・・その後、「幸せの黄色いハンカチ」観て、びーびー泣いて・・・、今日、高倉健のエピソードを聞いて・・・再び泣いちゃった(T_T)

芸能人が亡くなって泣いたの初めて。

 

武田鉄也が新人で幸せの黄色いハンカチに出たので、監督に叱られてばかり。

あなたが先輩の健さんだったら、どうする?

どう言ってあげる??

 

健さんは武田鉄也の出番になったら、小さな声で

「落ち着け、落ち着け、落ち着け・・・」

って励ましてくれるのだけれど、終わって、武田鉄也が

「監督はオレばっかりいじめる」ってこぼしたら

「監督は、お前ばっかり気にして、俺のことなんか見てもいねえ。

よっぽど高く買われてるんだよなあ。

伸びないヤツはしごかねえよ」

って言ってくれて、・・・・武田鉄也は宿まで泣きながら帰ったって。

 

私は健さんが寡黙かどうか不器用かどうか知らないのですが、誰かが困っている時に「黙っていないで」励ましてあげられる人、そんな言葉の言ってあげられる人がステキだと思う。

相手を立ててあげる言葉の言える人が。

 

私達は、つい、自分のことを雄弁に語ることを考え勝ちだけど、それは、案外、どっちでもいいのかも。

寡黙でも雄弁でも。

 

だけど、

ひとのことは。

励ましてあげる時にこそ、雄弁になったり。。。。

そっか。

感謝の言葉って、自分が喋るけど、相手の行為に対するコメントだものね、しかも、相手の一番喜ぶ言葉・・・。

 

私達も健さんのように相手のことにこそ、雄弁に語ってあげられたらと。

そうしたら。

私や他の人達のように、死後、そこにその人がいなくても、語り継ぐことになるのかもと思いました。

 

撮影中遊びに来ても座らない、焚き木にも当らない、傘もささない、葬儀に出なくても墓参りを欠かさない・・・・そんな色々なエピソードをこのたび改めて知り、どうして皆が健さん、健さんって言うのかがわかりました。

中国にもニュースとして訃報の伝えられた高倉健さん。

相手を励ましてあげる時、立ててあげる時にこそ、彼のように雄弁でありたいと、心から思いました。

 

親しい知人への手紙の中に“育ちのよしあし”について答える形で「お金のある家に育つか育たないかではなく、自分が与えてもらったことに対して素直に感謝できるかどうかがその決め手になる」と記している、とのこと。

さらに「自分を深めるのは学歴でも地位でもない。どれだけ人生に感動したかである」などと、健さんらしい言葉が綴られてあったそうです。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。