「あがり症」の人の「少人数の前だったら大丈夫だけど・・・」は勘違い。

 

人前であがるという人でも、「少人数の前だったら大丈夫なんです。」結構いらっしゃいます。

しかし、

なまじできると思っている状態の方が、あがりに対して無防備になってしまいます。

 

あがりを改善させるためには、

「自分の体をどのように意識して使っているか」が大切です。

 

しかし、「少人数なら大丈夫」という方は、それが出来ているわけではなく、「たまたまあがっていない」という状態です。

決して、自分の体をしっかり意識して使えているわけではないのです。

 

1人でも、少人数でも、大人数でも、「同じ大切な部分」をしっかりと意識できていれば、いつあがっても対応できます。

 

単に「少人数だったら大丈夫」と思っていると、大切なことをしっかり意識できていないままです。

そして、1人の前でも「ある日、急にあがってしまい、うまく対応できない」ということがあるでしょう。

 

あがり防止には、「意識の向け方」や「体の使い方」が大切なので、実は1人であっても、少人数であっても、効果的な対策ができます。むしろ「少人数の前でもできる」その対策がしっかり出来ていないと、いきなり大人数の前で練習しても、効果が薄いでしょう。ただあがりを感じて終わることになりかねません。

 

それを示すように、実際に1対1で話してもらった場合に、(あがりを感じていない場合でもさえも)しっかりとした「話し方」ができていない場合が多いのです。

 

「大勢の前で出来ていないこと」は、「1対1でも出来ていないこと」が非常に多いです。

繰り返しますが、その状態で1対1の時にあがらないのは、「しっかりと対策ができている」からではなく、「たまたま」です。

 

本当は、人間は1人の前でもあがります。

皆さんも、面接や上司、著名な人の前などであがったことがるでしょう。

あがるかあがらないは、「人数の多さ」ではなく、「心の状態」が関係しているのです。

 

そして、逆に1体1の時に、「大勢の前でも通じる話し方やあがりを防ぐポイント」を見つけられたら、

格段に成長が早まるはずです。

 

ですので、1対1の時の対策も非常に大切です。

1対1の時でも、効果的な訓練ができます。

1対1の練習環境は作りやすいですから、思っている以上に、あがり対策のための練習の機会はあるのです。

 

ぜひ、「1対1」や少人数の前で練習できる機会も大切に使ってください。日常でも多くあるはずです。

 

 

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