「あがり」の対策をするため、「あがり」がどのようなものかを客観的にとらえることが大切です。ここでは、「あがり」を引き起こす要因についてみていきましょう。
あがりを引き起こす要因について、挙げてみました。
あがりを引き起こす6つの要因
①過去の失敗体験
過去に人前での失敗があると、「また今度も失敗してしまうのではないか」と強く不安を感じてしまします。
この不安は、表面的な思考上だけのものではなく、無意識に刷り込まれています。だから、「大丈夫!」と言い聞かせていても、人前に立つと恐怖が沸き起こり、「あがり」につながります。
②人前に慣れていないこと
「あがり」で困っている方の多くが、それまで人前で話す経験をあまりお持ちでありません。慣れていないために、必要以上に不安や苦手意識を感じあがってしまうのです。
③プレッシャー
面接試験やプレゼンテーションなどは、その結果が自分にとって大きな影響を及ぼすため、普通に話すよりも大きなプレッシャーがかかります。そのような時は、よりあがりやすくなります。
④準備不足
話す内容がしっかり決まり、練習もしっかりやっていた場合は、話すことに自信を持って臨めます。しかし、準備がしっかりできていないと、「うまく話せるかな。」「しっかり準備していないことが周りにわかるのではないか。」などと余計な不安をかかえながら話すことになります。その不安が引き金になってあがってしまいます。
準備不足を原因とする「あがり」は、あがりやすいかどうかではなく、話す内容に対する自信のなさに起因するものです。ですので、しっかり準備をするだけで、間違いなくあがりの要因を減らすことができるのです。
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⑤よく見られたいという心理
人は他人からの評価が気になる生き物です。知らない人より、知っている人の前での方があがってしまう人も多くいます。「かっこ悪いところは見せたくない!」というよく見られたい意識が、プレッシャーとなり、あがりにつながります。
⑥体調不良
体調がすぐれない時は、普段よりも緊張することがあります。体が弱ると、相手からのプレッシャーに対抗する気力も弱まるからです。あがりを防ぐには、しっかりと休息をとることも大切です。
「あがり」はとらえどころのない、漠然とした不安を感じさせるものかもしれません。しかし、1つ1つの原因は、落ち着いて取り組んでいくことで、克服することができます。
東京話し方教室では、まず自分の「あがり」について客観的に考え、不安を減らすことから始めていただきます。人前であがってしまうことは、スポーツや勉強と同じように、練習を積むことで、できるようになるケースが多数ございます。
「あがり症克服の知識」と「適切な練習」により成功体験を積み、自信を持つことであがり・話し方の改善へともに取り組んでいきましょう。
人前でのあがりでお悩みの方はぜひ、講座にご参加ください。
話し方やあがり対策は、実践してこそ成果が出ます!