会社の朝礼で話をすることが苦手な方に教えたいコツとは

 

コミュニケーション不足の企業も多い!朝礼は大切な場所

東京話し方教室 講師の三原です。今回のブログでは「会社の朝礼で話をすることが苦手な方に教えたいコツとは」についてご紹介いたします。

最近は新しい業種の企業が続々と誕生し、若い世代が主軸となっている企業もあり、その企業の理念や規則なども変化しています。

会社の中を見ても、デスクが整然と並んでいるという状態ではなく、無線LANでどこでもネット環境が利用できるというところが多いため、誰でも利用できる広いテーブルや小さいデスクなどがランダムに置かれ、従業員がそれぞれ、今日の気分でどこに座るかを選択し、自由に業務をしていることもあります。

もちろん業種によってはこうしたフリーなオフィスを作ることが難しいところもありますが、フレックスタイム制を導入したり、仕事さえしっかりこなしてくれれば、自宅で作業してもいい等、新しい働き方をしている方が多くなっています。

女性の雇用を増やしたい、雇用そのものの数を高くしたいということでさまざまな取り組みも行われていますが、会社そのものがこうした働き方の変化を受け入れる状態となってきました。

ただフレックスタイム制などを取り入れることで、企業としての統率がとれなくなる可能性もあります。

上司と部下のコミュニケーションが取れないということや、部署の中で仕事を分かち合い、お互いに切磋琢磨して仕事を行うというチーム力、企業力が低下してきているとも言われています。

そんな時、企業にとって大切になってくるのが朝礼です。

毎日行う必要はありませんが、同じ企業の一員という意識を高めるためにも、1週間に一度、朝礼で話をする、意見を交換する、報告するというのも大切なことではないでしょうか。

ベンチャー企業もこうした朝礼だけは大切にしているという所が多くなっていますが、今の若い世代は、公の場で意見を話す、近況を話すなどが苦手という人も多く、人前で話をするための教室や講座などに行く人も多くいます。

会社の朝礼でうまく話したいという人は、こうした教室などを利用し、話のコツ、ポイントを理解するといいでしょう。

 

朝礼でしっかり話ができるようにトレーニングする

恥ずかしいという次元ではなく、いつも顔を合わせている同僚や上司がいるのに、どうしても人前で意見を発表するなどの機会にあがってしまうあがり症という方もいます。

声がぶるぶる震えてしまう、真っ赤になってしまう、足が震える等、ただ恥ずかしいということではなく、体に症状が現れてしまいます。しかし、こうしたあがり症の方でも、しっかりとトレーニングを積み話のコツをつかむことで、自信をもってしっかり人前で話ができるようになれます。

あがり症の克服のための本などは、多く出版されています。

人前で話をする前に、話の内容をしっかり頭にたたき込んでいけば大丈夫とか、自分に自信を持てるように何か得意なものを持つなど、いろいろなことが言われていますが、話し方の教室などでは、自分と同じようにあがり症に悩む仲間たちと一緒に繰り返しトレーニングをし、人前で発表する機会があってもそのことに集中し、声が震えるなどの症状が出ないようにしていきます。

朝礼の時に同僚や上司が順番に近況報告したり、今日はこういうことを頑張る等表明する会社もありますが、こういった場所でもあがり症の方は話ができなくなってしまい、またそれがトラウマとなってますます話が苦手になります。

しかしトレーニングしてきたという自信、また練習を積み重ねていくことで、次第に自信がついて人前でもはきはき話せる時が来るようになります。

現代っ子はこうした人前で話す機会が多かったという人と、全くしてこなかったという人の両極端であることが多く、人前で常に話をする機会が多かった人はすらすら話をしますが、してこなかった人はやはり経験がないので、話ができない傾向にあります。

しかし経験を積み、失敗を繰り返しても継続的に頑張っていけば、人前でもしっかり話ができるようになります。

 

実は会社でもしっかり話せている人が多い

人前で堂々と話をしていて、この人はあがらない人なんだなと思っていても、本人は何を話したかな?と思うくらいに緊張して、あがっていたという方もいます。ただそれが見えないだけで、実は話し方の教室、講座などに通っているという人も少なくありません。

自分が話をしているところを自分で見ることはできません。例えば話し方の講座などでは、人前で話をしているところを映像に撮って見せるということも行っています。これによって、自分のことを客観的に見ることができます。

話がうまい人は自分が話す内容を熟知していて、それを人に理解してもらえることを何となく自分で理解しています。しかし話がうまくできない人というのは、上手く人前で話ができているのに、自分は下手だと思い込んでいることも少なくないのです。

話し方のトレーニングを積んで少し話がうまくできるようになった時、映像などで自分が話をしているところを見つめて、上達していくことが分かってくると、次第に、より自信をもって堂々と、朝礼などでも話ができるようになっていきます。

話し方がうまくなりたい、人前でもしっかりあがることなく話をしたいという人は、まず自分をよく理解するということが必要です。外見に自信がなくても内面に自信が持てたり、人に絶対負けないと思うことがあれば、少しずつ自分に自信をつけていくことができるようになっていきます。

いつまでたっても人前は苦手と思っている人でも、実際にしっかりトレーニングを積んで話し方のコツをつかむと、自然に話上手になってきます。

 

筆者情報:東京話し方教室 講師・三原
 
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