「あがり」の症状は他者から気づきにくい
東京話し方教室では、人前で話す実践練習があります。
受講者の前で発表した後に、「すみません。今、声が震えていましたよね。」と自分の症状について反省される方がいらっしゃいます。
しかし、聞いている人は誰もその声の震えに気が付きません。本人が思っている以上に、「あがり」の症状は外からは見えないからです。
外からわかりにくい「あがり」の症状
次の症状も外からはあまり分かりません。
◆体の震え、こわばり
◆「ドクン、ドクン」という心臓の音
◆汗をかいていること
◆のどがカラカラであること
◆体がふわふわしていること
もし気づかれたとしても、自分で感じている症状よりも、ずっと少ししか分かりません。
会場が広い場合などは、症状が小さすぎて、ますます目立ちません。
聞き手は話し方についてそれほど気にしていない
あがり症の方は、身体的な反応と同様に、話の内容についても「どのように思われているか?」よく気にされていると思います。
しかし、次のように実際に、聞き手はそれほど気にしていません。
◆話すべき内容が飛んでしまった。
(そもそも聞き手は内容を知らないので、飛んだかどうかわかりません。)
◆話しが出てこない。詰まってしまった。
(数秒であれば、間を取っているのかと思われ、気にされません。)
◆話の形式が整っているか?起承転結ができているか?
(聞き手は初めて聞く話に対して、そこまで考えません。)
◆話がわかりにくくなってしまった。
(最後に結論を分かりやすく、しっかり示していれば納得されます。)
これだけのことが、聞き手からは気にならないのです。
どうでしょう?心配していたことの多くが、解決できると思いませんか?
「あがる」方は聞き手の反応を気にしすぎている
このように身体的な反応にしても、話の内容にしても、自分で心配していることと、聞き手が実際に認識していることは大きく違います。
しかし、多くの方は聞き手が気にしていないはずのことに気がいってしまいます。そして、その心配から、「あがり」が起こってしまいます。
心臓がバクバクしたり、手足が震えていることに気付き、自分が緊張していることを自覚し、さらにあがってしまうのです。
人前で話したことがある経験が少ない人ほど、「あがり」を引き起こしやすい傾向にあります。
東京話し方教室では、短時間ながら1回の講座で10回以上を目安に、できるだ多く話す実践練習をいたします。また、それだけでなく、話す時の意識の向け方や気持ちの持ち方など、「あがり」対策の情報をお伝えし、判断材料を多く提供できるよう全力でサポートいたします。
「あがり」でお悩みの方、克服したいとお考えの方は、ぜひご受講ください。
話し方やあがり対策は、実践してこそ成果が出ます!